ざっくり文法 比較級・最上級

作り方・訳し方

比較級

短い単語(形容詞・副詞) 形容詞or副詞 + er + (than ~)  (~よりも)より形容詞or副詞

短い単語(形容詞・副詞) more + 形容詞or副詞 + (than ~)  (~よりも)より形容詞or副詞

最上級

短い単語(形容詞・副詞) the + 形容詞or副詞 + est (+ in/ of ~)  (~の中で)もっとも形容詞or副詞

短い単語(形容詞・副詞) the + most + 形容詞or副詞 (+ in/ of ~)  (~の中で)もっとも形容詞or副詞

最上級とセットで使われることの多いinとofです。inは範囲を指定し、ofは選択肢を指定します。例えば、「日本」は範囲なので”in Japan”、「5つ」は選択肢なので”of the five”となります。”all”が判別しにくいですが、選択肢として扱い、”of all”となります。

例文

比較級

短い単語(形容詞) Ushiku Daibutsu is taller than the Statue of Liberty. 牛久大仏は自由の女神よりもより背が高いです。

短い単語(副詞) I can run faster than you. 私はあなたよりもより早く走れます。

長い単語(形容詞) Snow White is more beautiful than Maleficent. 白雪姫はマレフィセントよりもより美しいです。

長い単語(副詞) Could you speak more slowly? より(もう少し)ゆっくり話していただけますか?

あえて「よりもより~」というくどい訳し方をしています。「~よりも」は”than”、「より~」は”~er”または”more ~”になっているということを意識付けることが目的です。自然な訳にする場合は「牛久大仏は自由の女神よりも背が高いです。」でもちろんOKです。

最上級

短い単語(形容詞) This is the tallest building in Japan. こちらが日本でもっとも高い建物です。

短い単語(副詞) He can run (the) fastest in this class. 彼はクラスでもっとも早く走ります。

長い単語(形容詞) Snow White is the most beautiful woman in the world. 白雪姫はこの世でもっとも美しい女性です。

長い単語(副詞) You skate (the) most beautifully in the world. あなたは世界でもっとも美しくスケートを滑ります。

最上級を副詞に付ける場合にはtheを付けないのが通例です。theを付けても間違いではありません。言語は時代とともに変化するものです。マジョリティ(多数派)に合わせて使いましょう。

短い・長いとは

本サイトでは「ざっくり」と冠しているように、細かいルール等については割愛させていただいております。

形容詞・副詞の短い・長いの基準は文字数ではなく、音節数や接尾辞等によって決められています。詳しく学びたい場合は検索エンジンにて「比較級 er more 基準」等で検索してみてください。

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 分詞の後置修飾

作り方・訳し方

名詞 + 現在分詞  現在分詞している名詞

名詞 + 過去分詞 過去分詞した、過去分詞される/された名詞

現在分詞の後置修飾

例文

I know the man reading a book. 私は本を読んでいるその男性を知っています。

man 「男性」という名詞のすぐ後ろに現在分詞の reading 「読んでいる」をつけることによって、「男性」に「本を読んでいる」という意味を加えています。

見分け方

~ingは進行形でも使いますが、進行形のときには be動詞 + ~ing の形になります。

後置修飾の場合は 名詞のすぐ後ろに~ingがついているのがポイントです。

過去分詞の後置修飾

例文

I have a book written by Natsume Soseki. 私は夏目漱石によって書かれた本を持っています。

book「本」という名詞のすぐ後ろに過去分詞の written「書かれた」をつけることによって、「本」に「夏目漱石によって書かれた」 という意味を加えています。

見分け方

過去分詞は受け身・受動態や現在完了でも使いますが、受け身・受動態のときには be動詞 + 過去分詞、現在完了のときには have + 過去分詞 の形になります。

後置修飾の場合は 名詞のすぐ後ろに過去分詞がついているのがポイントです。

分詞のイメージ

分詞には「~という状態」というイメージがあります

現在分詞は「~している状態」
過去分詞は「~した状態」「~された状態」
となります。

それを名詞の直後に置くことによって、名詞に「~の状態である」という意味を加えていると考えると、少し覚えやすいかもしれません。

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり三単現のs

作り方

次の条件に当てはまるとき、一般動詞sをつける
①主語が3人称
②主語が単数
③その文が現在形

3人称とは?

1人称・・・”I” 「私」、”we” 「私たち」
2人称・・・”you” 「あなた」「あなたたち」
3人称・・・1人称、2人称以外すべて

単数とは?

1人、1匹1つ、1個など 数が1のもの

その文が現在形とは?

主に「習慣」
過去にもやっていたし、今もやっているし、未来でもやるだろうということ
*「現在形」と言うが、「今」ではないということに注意

肯定文の作り方

主語 + 動詞s (+ ~).  主語は(~を)動詞する。
例) He plays soccer.  彼はサッカーをする。

否定文の作り方

主語 + doesn’t + 動詞 (+ ~).  主語は(~を)動詞しない。
例) He doesn’t play soccer.  彼はサッカーをしない。

*否定文の場合には動詞に s がつかず、don’t に s がつき、doesn’t となる。

疑問文の作り方・答え方

Does + 主語 + 動詞 (+ ~)?  主語は(~を)動詞しますか?
例) Does he play soccer?  彼はサッカーをしますか?
   Yes, he does.  はい、します。  No, he doesn’t.  いいえ、しません。

*疑問文の場合には動詞に s がつかず、do に s がつき、does となる。

s の付け方

基本的には、s をつける  例) play → plays  get → gets
最後の文字が “s, o, x, sh, ch” のとき、es をつける  例) go → goes  watch → watches
最後の文字が”子音+y”のとき、y を i に変えて es をつける  例) study → studies  try → tries
④ have は has

②のルールを覚えるときに語呂合わせを使うと覚えやすいです。
s, o, x, sh, ch で「ソックスシチュー」、s, sh, x, ch, o で「寿司食っちょ」
どちらでも覚えやすい方を使ってみてください。

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 現在完了

作り方・訳し方

have + 過去分詞  すでに過去分詞してしまった、ちょうど過去分詞したところだ、ずっと過去分詞している、過去分詞したことがある

※「過去分詞してしまった」などは違和感がありますが、「過去分詞のもととなっている動詞の意味」という解釈でお願いします。
例) finished だったら、もとの形のfinish 「終える」。『「終える」してしまった』なので「終えてしまった」ということ。

肯定文の作り方

主語 + have + 過去分詞 (+ ~).  すでに~してしまった、ちょうど~したところだ、ずっと~している、~したことがある
例)I have already finished my homework.  私はすでに宿題を終えてしまった。
  I have just finished my homework.  私はちょうど宿題を終えたところだ。
  I have played soccer for two years.  私は2年間ずっとサッカーをしている。
  I have played soccer twice.  私は2回サッカーをしたことがある。

否定文の作り方

主語 + have + not (never) + 過去分詞 (+ ~).  まだ~していない、ずっと~していない、~したことがない
例) I have not finished my homework yet.  私はまだ宿題を終えていない。
   I have not played soccer for two years.  私は2年間ずっとサッカーをしていない。
   I have never played soccer.  私はサッカーをしたことがない。

疑問文の作り方・答え方

Have + 主語 + 過去分詞 (+ ~)?  ~してしまいましたか?、ずっと~していますか?、~したことがありますか?
例) Have you finished your homework?  あなたは宿題を終えてしまいましたか?
   Have you played soccer for a long time?  あなたは長い間サッカーをしていましたか?
   Have you ever played soccer?  あなたは今までにサッカーをしたことがありますか?

答え方) haveで聞かれたらhaveで答える
  Yes, I have.  はい、しました/していました/したことがある。
  No, I haven’t.  いいえ、していません/していませんでした/したことがありません。

3つの用法

ざっくり文法的には、
have + 過去分詞“を見つけたら、「してしまった」、「したところだ」、「ずっと~している」、「したことがある」を当てはめて、一番しっくりくるものを選べばいい
くらいに考えていますが、
教科書や参考書では3つの用法に分けて解説している場合が多いです。

完了・・・「すでに~してしまった」、「ちょうど~したところだ」
継続・・・「ずっと~している」
経験・・・「~したことがある」

3つの用法の見分け方

英文を読んでいるときに、上で紹介した3つの用法のどれが当てはまるか見分けるポイントは、
一緒に使われている単語です。

完了・・・”already” と “just“  疑問文・否定文のときは “yet” も
“already” と一緒に使われているときは「すでに~してしまった」、”just” と一緒に使われているときんは「ちょうど~したところだ」、疑問文の “yet” は「もう~してしまいましたか?」、否定文の “yet” は「まだ~してしまっていない」
例)I have already finished my homework.  私はすでに宿題を終えてしまった。
  I have just finished my homework.  私はちょうど宿題を終えたところだ。
  Have you finished your homework yet?  あなたはもう宿題を終えてしまいましたか?
  I have not finished my homework yet.  私はまだ宿題を終えていない。

継続・・・”for 期間” と “since 始まりの時点
“for” の後ろには、「1週間」や「3年」、「長い間」などの期間が入ります。
“since”の後ろには、「2年前」や「私が10歳だった」などの始まりの時点が入ります。
例)I have played soccer for two years.  私は2年間ずっとサッカーをしている。
  I have played soccer since I was an elementary school student.  私は小学生のときからずっとサッカーをしている。

経験・・・回数
「1回」、「2回」、「たくさん」、「1度もない」などの回数に関するものです。
例)I have played soccer twice.   私は2回サッカーを

現在完了のイメージ

上記のように3つの用法に分かれている現在完了ですが、イメージは共通していると思います。

『「~した状態」を持っている』 です。

過去分詞には「~した状態」「~された状態」
そして”have”は「持っている、所有している」という意味があるからです。

そう考えると、
I have finished my homework. が「私は宿題を終えてしまった」になるのは、
『私が宿題を「終えた状態」を「持っている」』ということです。
I have played soccer for two years. が「私は2年間ずっとサッカーをしている」になるのは、
『私は2年間サッカーを「した状態」を「持っている」』ということです。
I have played soccer twice. が「私は2回サッカーを「した状態」を「持っている」』ということです。

「した状態」は過去のものですが、その状態が続いているなり、記憶としてなり、「持っている」のはのことなので、現在形のhaveを使います。

過去分詞とは?

ざっくりいうと、過去分詞は「~した状態」「~された状態」を表します。

The song is loved というのも『その歌は「愛された状態」です』と解釈すると、受け身・受動態で be動詞(です、ます、いる、ある、なる)が使われるのも納得できますね。

規則変化と不規則変化

過去分詞は動詞が変形したものです。

過去分詞形が過去形と同じ形になっていることは多いです。
下の①~④のルールに当てはまっている変化を規則変化といいます。

規則変化の場合のルール
① edをつける  例) play → played  learn → learned など
② 最後の文字が”e”のとき、dだけつける  例) use → used  love → loved など
③ 最後の2文字が”子音字+y”のとき、yをiに変えてedをつける  例) study → studied  cry → cried など
④ 最後の2文字が”短母音+子音字”のとき、最後の文字を重ねてedをつける  例) stop → stopped など


しかしながら、日常会話で使う単語は上のルールに当てはまらない変化をすることが多いです。
そのような変化を不規則変化といいます。
これらは覚えるしかないので、教科書で出てきたときに確認し、練習するようにしましょう。
例) have → had  make → made  get → got(gotten)  write → written read → read などなど

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 受け身、受動態

作り方・訳し方

be動詞 + 過去分詞  過去分詞される

※「過去分詞される」は違和感がありますが、「過去分詞のもととなっている動詞の意味」という解釈でお願いします。
例) used だったら、もとの形のuse 「使う」。『「使う」される』なので「使われる」ということ。

肯定文の作り方

主語 + be動詞 + 過去分詞 (+ ~).  主語は過去分詞される。
例) The song is loved by many people.  その歌は多くの人々から愛されている。

否定文の作り方

主語 + be動詞 + not + 過去分詞 (+ ~).  主語は過去分詞されない。
例) The song is not loved by many poeple.  その歌は多くの人から愛されていない。

疑問文の作り方

Be動詞 + 主語 + 過去分詞 (+ ~)?  主語は過去分詞されますか?
例) Is the song loved by many people?  その歌は多くの人から愛されていますか?

過去分詞とは?

ざっくりいうと、過去分詞は「~した状態」「~された状態」を表します。

The song is loved というのも『その歌は「愛された状態」です』と解釈すると、受け身・受動態で be動詞(です、ます、いる、ある、なる)が使われるのも納得できますね。

規則変化と不規則変化

過去分詞は動詞が変形したものです。

過去分詞形が過去形と同じ形になっていることは多いです。
下の①~④のルールに当てはまっている変化を規則変化といいます。

規則変化の場合のルール
① edをつける  例) play → played  learn → learned など
② 最後の文字が”e”のとき、dだけつける  例) use → used  love → loved など
③ 最後の2文字が”子音字+y”のとき、yをiに変えてedをつける  例) study → studied  cry → cried など
④ 最後の2文字が”短母音+子音字”のとき、最後の文字を重ねてedをつける  例) stop → stopped など


しかしながら、日常会話で使う単語は上のルールに当てはまらない変化をすることが多いです。
そのような変化を不規則変化といいます。
これらは覚えるしかないので、教科書で出てきたときに確認し、練習するようにしましょう。
例) have → had  make → made  get → got(gotten)  write → written read → read などなど

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 動名詞

作り方・訳し方

動詞のing形  ~すること

ingの付け方

基本的には、ingをつける  例) play → playing  say → saying  do → doing  など
最後の文字が e のとき、eをとってingをつける  例) take → taking  make → making  have → having  など
最後の文字が短母音+子音のとき、最後の文字を重ねてingをつける  例) get → getting  run → running  swim → swimming  など

細かいルールを加えると、
②のルールが当てはまるのは「発音しないe」の場合だけです。”see”や”be”の”e”は「イー」と発音しているため取りません。”see”は”seeing”、”be”は”being”となります。
③のルールが当てはまるのは「短母音+子音」の組み合わせになっている場合です。例えば、”e”の発音には「イー」という発音と「エッ」という発音があります。「イー」は長いので「長母音」、「エッ」は短いので「短母音」と言います。”get”は「ゲット」という発音で、”e”は「エッ」と発音されているので短母音です。そして”t”は子音なので、”et”は「短母音+子音」という組み合わせになっています。「○音節以上」というさらに細かいルールもありますが、ざっくり文法の範囲を軽く越えているので、しっかり勉強したい人は教科書や参考書を読んで確認しましょう。

基本的には上の①、②、③のルールをざっくり覚えておけばとりあえずOKです。
あとは英文を読みながら、出てきた単語を確認すれば十分です。

使い方

動詞の性質を持っていますが、名詞として扱うので、主語や目的語として使います。
例)Seeing is believing.  見ることは信じること(= 百聞は一見にしかず)

動名詞と不定詞の名詞的用法

動名詞の訳し方は「~すること」です。
不定詞の訳し方の中にも「~すること」があります。
どちらも使える場合が多いですが、どちらかしか使えない場合もあります。

動名詞しか使えない場合を覚える呪文で「メガフェプスダ」という語呂合わせが有名です。
「メガフェプスダ」 = m, e, g, a, f, e, p, s, d, a
m = mind  ~を気にする
e = enjoy  ~を楽しむ
g = give up  ~をあきらめる
a = avoid  ~を避ける
f = finish  ~を終える
e = escape  ~を避ける
p = practice  ~を練習する
s = suggest  ~を提案する
d = deny  ~を否定する
a = admit  ~を許可する
以上の動詞のあとには動名詞しか使えません。
例) ○ I enjoy playing soccer.  私はサッカーをするのを楽しみます。 
   × I enjoy to play soccer.

他にも動名詞を使った場合と不定詞を使った場合で意味が変わる動詞などもありますが、ざっくり文法の範疇を大いに越えているので、割愛します。
「そういうものもあるのか~、調べてみよう」という感じで、「動名詞 不定詞 使い分け」などで検索してみましょう。

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 不定詞

作り方・訳し方

to + 動詞の原形  ~すること、~するために、~するための、~すべき

3つの用法

ざっくり文法的には、
to + 動詞の原形“を見つけたら、「~こと」「~ために」「~ための」を当てはめて、一番しっくりくるものを選べばいい
くらいに考えていますが、

教科書や参考書ではそれぞれを用法ごとに分けています。

名詞的用法・・・~すること
副詞的用法・・・~するために
形容詞的用法・・・~するための

名詞的用法

to + 動詞の原形” で「~すること」という意味になります。
例) I like to play soccer.  私はサッカーをすることが好きです。


I like play soccer. だと「私はサッカーする好きです」になってしまうので、「サッカーをすることが」にするために “to play” を使います。
「サッカーをすること」というモノとして扱っている、このような使い方をすることばを「名詞」と言います。

副詞的用法

to + 動詞の原形” で「~するために」という意味になります。
例) I go to the park to play soccer.  私はサッカーをするために(その)公園に行きます。


「サッカーをするために」というのが公園に「行く」理由になっています。
「行く」という動詞に意味を加えている、このような使い方をすることばを「副詞」と言います。

形容詞的用法

to + 動詞の原形” で「~するための」という意味になります。
例) I want a book to study English.  私は英語を勉強するための本がほしいです。


「英語を勉強するための」というのが「本」の説明になっています。
「本」という名詞に意味を加えている、このような使い方をすることばを「形容詞」と言います。

「~するための」という訳し方だけでは当てはまりにくい場合があるので、「~すべき」という訳し方もセットで紹介される場合が多いです。
例) I have a lot of homework to do.  私はすべき宿題がたくさんあります。

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 未来形

作り方・訳し方

be動詞 + going + to + 動詞の原形  ~するつもりだ、~するだろう
will + 動詞の原形  ~するつもりだ、~するだろう

肯定文の作り方

主語 + be動詞 + going + to + 動詞の原形 (~).  主語は(~を)動詞するつもりだ、するだろう。
主語 + will + 動詞の原形 (~).  主語は(~を)動詞するつもりだ、するだろう。

例) I am going to play soccer tomorrow.  私は明日サッカーをするつもりだ。
   I will play soccer tomorrow.  私は明日サッカーをするつもりだ。

否定文の作り方

主語 + be動詞 + not + going + to + 動詞の原形 (~).  主語は(~を)動詞しないつもりだ、しないだろう。
主語 + will + not + 動詞の原形 (~).  主語は(~を)動詞しないつもりだ、しないだろう。

例) I am not going to play soccer tomorrow.  私は明日サッカーをしないつもりだ。
   I will not play soccer tomorrow.  私は明日サッカーをしないつもりだ。

will not の省略形は won’t です。上記の文は I won’t play soccer tomorrow. と書き換えることができます。

疑問文の作り方・答え方

Be動詞 + 主語 + going + to + 動詞の原形 (~) ?  主語は(~を)動詞するつもりですか?するだろうか?
Will + 主語 + 動詞の原形 (~)?  主語は(~を)動詞するつもりですか?するだろうか?

例) Are you going to play soccer tomorrow?  あなたは明日サッカーをするつもりですか?
  Yes, I am. はい、するつもりです。  No, I’m not. いいえ、しないつもりです。
   Will you play soccer tomorrow?  あなたは明日サッカーをするつもりですか?
  Yes, I will. はい、するつもりです。  No, I won’t. いいえ、しないつもりです。
答えるときには「be動詞で聞かれたらbe動詞で答える」、「willで聞かれたらwillで答える」が基本です。

willとbe going toの使い分け

未来形ということでひとまとめにされるwillとbe goin toです。
教科書を訳すときには「~するつもりだ」「~するだろう」としておけば特に問題はありません。

使い分けるときのイメージとしては
will・・・そのときに思いついて、「~しよう」と思った場合に使う
be going to・・・もともと計画していたこと、すでに進行中の計画などに使う
などがあります。

覚え方としては
willには名詞で「意思」という意味があるように「~するぞ」という意思が込められているので、その場で思いついたことに使う。
be going to はbe動詞 + 動詞のing形 という進行形の形が含まれているので、その計画がすでに進んでいる場合に使う。
のように覚えてみるのはどうでしょうか。

参考資料

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 命令文

作り方・訳し方

動詞 (~).  (~を)動詞しなさい
例) Help me.  私を助けてください。
   Be quiet.  静かにしなさい。

否定文(禁止の表現)

Don’t 動詞 (~).  (~を)動詞してはいけません。
例) Don’t touch.  触れてはいけません。
   Don’t be afraid.  心配しないで。

be動詞を使った否定文の場合にも Don’t be ~. となるのは、文法のルールから考えると違和感があるのですが、「そういうもの」として Don’t be ~. で覚えてしまいましょう。

主語は必要ない

文を作るときに、1つの文には主語と動詞が1つずつとなるのが基本です。
しかし命令文には主語がありません。
これは、命令は目の前にいる相手に対して行うものなので、you が省略されてると考えましょう。

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

ざっくり文法 進行形

作り方・訳し方

be動詞 + 動詞のing形  動詞している

肯定文の作り方

主語 + be動詞 + 動詞のing形 ~.  主語は動詞している。
例) I am studying English.  私は英語を勉強している。

否定文の作り方

主語 + be動詞 + not + 動詞のing形 ~.  主語は動詞していない。
例) I am not studying English.  私は英語を勉強していない。

疑問文の作り方・答え方

Be動詞 + 主語 + 動詞のing形 ~?  主語は動詞していますか?
Yes, 主語 be動詞. はい、しています。  No, 主語 be動詞 not. いいえ、していません。
例) Are you studying?  あなたは勉強していますか?
  Yes, I am. はい、しています。  No, I’m not.  いいえ、していません。

ingの付け方

① ingをつける  例) play → playing  say → saying  do → doing  など
② eをとってingをつける  例) take → taking  make → making  have → having  など
③ 最後の文字を重ねてingをつける  例) get → getting  run → running  swim → swimming  など

細かいルールを加えると、
②のルールが当てはまるのは「発音しないe」の場合だけです。”see”や”be”の”e”は「イー」と発音しているため取りません。”see”は”seeing”、”be”は”being”となります。
③のルールが当てはまるのは「短母音+子音」の組み合わせになっている場合です。例えば、”e”の発音には「イー」という発音と「エッ」という発音があります。「イー」は長いので「長母音」、「エッ」は短いので「短母音」と言います。”get”は「ゲット」という発音で、”e”は「エッ」と発音されているので短母音です。そして”t”は子音なので、”et”は「短母音+子音」という組み合わせになっています。「○音節以上」というさらに細かいルールもありますが、ざっくり文法の範囲を軽く越えているので、しっかり勉強したい人は教科書や参考書を読んで確認しましょう。

基本的には上の①、②、③のルールをざっくり覚えておけばとりあえずOKです。
あとは英文を読みながら、出てきた単語を確認すれば十分です。

「今」している or 「習慣」としてしている

進行形は「今」していることに対して使います。
基本的には「~している」と訳すことが多いため、日本語のイメージによる勘違いが発生しやすいです。

日本語では「~している」というのを、
「今」していることに対してだけでなく、
「普段」していることに対しても使います。
例えば
「私は英語を勉強している」というのは
いつか留学するときのために、毎日英語を勉強している。
という意味にもとれますし、
今ちょうど勉強をしているところだ。
という意味にもとることができます。

進行形を使うのは後者です。
「今」まさにしている動作に対して使います。

前者のように「習慣」として行っている動作の場合は現在形を使います。

日本語の「~している」を英語にするときには
「今」しているのか、「習慣」としてしているのかを区別するようにしてください。

近い未来を表す進行形

ざっくり文法のレベルを超える内容ではありますが、進行形で「確定している近い未来」を表すことができます。
詳しくはご自身で調べてほしいと思いますが、「進行形なのに未来の内容っぽいぞ」というときに思い出してください。

参考資料

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。