作り方・訳し方
動詞のing形 ~すること
ingの付け方
①基本的には、ingをつける 例) play → playing say → saying do → doing など
② 最後の文字が e のとき、eをとってingをつける 例) take → taking make → making have → having など
③ 最後の文字が短母音+子音のとき、最後の文字を重ねてingをつける 例) get → getting run → running swim → swimming など
細かいルールを加えると、
②のルールが当てはまるのは「発音しないe」の場合だけです。”see”や”be”の”e”は「イー」と発音しているため取りません。”see”は”seeing”、”be”は”being”となります。
③のルールが当てはまるのは「短母音+子音」の組み合わせになっている場合です。例えば、”e”の発音には「イー」という発音と「エッ」という発音があります。「イー」は長いので「長母音」、「エッ」は短いので「短母音」と言います。”get”は「ゲット」という発音で、”e”は「エッ」と発音されているので短母音です。そして”t”は子音なので、”et”は「短母音+子音」という組み合わせになっています。「○音節以上」というさらに細かいルールもありますが、ざっくり文法の範囲を軽く越えているので、しっかり勉強したい人は教科書や参考書を読んで確認しましょう。
基本的には上の①、②、③のルールをざっくり覚えておけばとりあえずOKです。
あとは英文を読みながら、出てきた単語を確認すれば十分です。
使い方
動詞の性質を持っていますが、名詞として扱うので、主語や目的語として使います。
例)Seeing is believing. 見ることは信じること(= 百聞は一見にしかず)
動名詞と不定詞の名詞的用法
動名詞の訳し方は「~すること」です。
不定詞の訳し方の中にも「~すること」があります。
どちらも使える場合が多いですが、どちらかしか使えない場合もあります。
動名詞しか使えない場合を覚える呪文で「メガフェプスダ」という語呂合わせが有名です。
「メガフェプスダ」 = m, e, g, a, f, e, p, s, d, a
m = mind ~を気にする
e = enjoy ~を楽しむ
g = give up ~をあきらめる
a = avoid ~を避ける
f = finish ~を終える
e = escape ~を避ける
p = practice ~を練習する
s = suggest ~を提案する
d = deny ~を否定する
a = admit ~を許可する
以上の動詞のあとには動名詞しか使えません。
例) ○ I enjoy playing soccer. 私はサッカーをするのを楽しみます。
× I enjoy to play soccer.
他にも動名詞を使った場合と不定詞を使った場合で意味が変わる動詞などもありますが、ざっくり文法の範疇を大いに越えているので、割愛します。
「そういうものもあるのか~、調べてみよう」という感じで、「動名詞 不定詞 使い分け」などで検索してみましょう。
おわりに 「ざっくり」とは
文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。
そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。
説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。
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