ざっくり文法 進行形

作り方・訳し方

be動詞 + 動詞のing形  動詞している

肯定文の作り方

主語 + be動詞 + 動詞のing形 ~.  主語は動詞している。
例) I am studying English.  私は英語を勉強している。

否定文の作り方

主語 + be動詞 + not + 動詞のing形 ~.  主語は動詞していない。
例) I am not studying English.  私は英語を勉強していない。

疑問文の作り方・答え方

Be動詞 + 主語 + 動詞のing形 ~?  主語は動詞していますか?
Yes, 主語 be動詞. はい、しています。  No, 主語 be動詞 not. いいえ、していません。
例) Are you studying?  あなたは勉強していますか?
  Yes, I am. はい、しています。  No, I’m not.  いいえ、していません。

ingの付け方

① ingをつける  例) play → playing  say → saying  do → doing  など
② eをとってingをつける  例) take → taking  make → making  have → having  など
③ 最後の文字を重ねてingをつける  例) get → getting  run → running  swim → swimming  など

細かいルールを加えると、
②のルールが当てはまるのは「発音しないe」の場合だけです。”see”や”be”の”e”は「イー」と発音しているため取りません。”see”は”seeing”、”be”は”being”となります。
③のルールが当てはまるのは「短母音+子音」の組み合わせになっている場合です。例えば、”e”の発音には「イー」という発音と「エッ」という発音があります。「イー」は長いので「長母音」、「エッ」は短いので「短母音」と言います。”get”は「ゲット」という発音で、”e”は「エッ」と発音されているので短母音です。そして”t”は子音なので、”et”は「短母音+子音」という組み合わせになっています。「○音節以上」というさらに細かいルールもありますが、ざっくり文法の範囲を軽く越えているので、しっかり勉強したい人は教科書や参考書を読んで確認しましょう。

基本的には上の①、②、③のルールをざっくり覚えておけばとりあえずOKです。
あとは英文を読みながら、出てきた単語を確認すれば十分です。

「今」している or 「習慣」としてしている

進行形は「今」していることに対して使います。
基本的には「~している」と訳すことが多いため、日本語のイメージによる勘違いが発生しやすいです。

日本語では「~している」というのを、
「今」していることに対してだけでなく、
「普段」していることに対しても使います。
例えば
「私は英語を勉強している」というのは
いつか留学するときのために、毎日英語を勉強している。
という意味にもとれますし、
今ちょうど勉強をしているところだ。
という意味にもとることができます。

進行形を使うのは後者です。
「今」まさにしている動作に対して使います。

前者のように「習慣」として行っている動作の場合は現在形を使います。

日本語の「~している」を英語にするときには
「今」しているのか、「習慣」としてしているのかを区別するようにしてください。

近い未来を表す進行形

ざっくり文法のレベルを超える内容ではありますが、進行形で「確定している近い未来」を表すことができます。
詳しくはご自身で調べてほしいと思いますが、「進行形なのに未来の内容っぽいぞ」というときに思い出してください。

参考資料

おわりに 「ざっくり」とは

文法を学習すると細かいルールがたくさんあります。
一つひとつ正確に覚えることはもちろん大切ですが、多すぎて覚える気にすらならないのでは本末転倒です。

そこで英文を和訳するときに必要な最低限の内容だけ紹介するのが「ざっくり英文法」です。
そのため伝える内容の順番も、必要であろうものから順に載せています。

説明しきれない部分もありますので、詳しく知りたい場合には教科書の文法まとめのページを見てください。

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